No.33
学名 : Aster
科名 : キク科
花期 : 9~10月
花言葉 : 遠い人を思う
原産地 : シベリア・日本
レース : 中山 9/10 OP
勝ち馬 : レディパステル
オースミコスモ
コスモマーベラス
紫苑という名前からは非常に優雅な感じを受けますが、別名では鬼の醜草(しこくさ)ともいいます。なんか全然イメージが違うんですけど。学名のアスターはギリシア語で星。花の形から来ているんでしょうね。ちなみにこの草、背が高くて2mにもなります。
紫苑は平安時代には既にあって、今昔物語や源氏物語にも登場します。昔から親しまれてきた花で、紫苑色という色の名前にもなっています。こんな色。 ちょっと話それますが「和色大辞典」にはいろんな和名の色が紹介されています。亜麻色、瑠璃色、天鵞絨(びろうど)、こんな色なんですね。それにしても和名はいろいろ趣深いねぇ。

No.32
学名 : Hydrangea
科名 : ユキノシタ科
花期 : 6~7月
花言葉 : 移り気
原産地 : 日本
レース : 中京 6/4 500
勝ち馬 : ツルマルガイセン
スカイアンドリュウ、ゲイリーイーグル
落葉低木あじさい(木なんですね)は漢字で紫陽花と書きますが、これは誤りらしい。平安時代に漢字を当てはめようとした際に、間違えて中国の別の花の漢字を持ってきてしまい、それが現在まで続いているとか。
本来の語源は集真藍(あずさい)で、青い花が集まっている様子を表しています。
で、その花に見える所は実は花ではなく萼(がく)と呼ばれる部分。本当の花は中心部に小さく存在しています。まあどっちにしても梅雨時に綺麗な色を見せてくれるのですが、その色は土壌のpHにも依存します。酸性土だと青っぽく、アルカリ性だと赤っぽくなるらしい。花の色が変化することから「移り気」という花言葉になったんだって。

競馬の方では、後に重賞を勝っている馬も出ているのですが、あまり印象に残らない感じですね。
No.31
学名 : Myosotis
科名 : ムラサキ科
花期 : 4~5月
花言葉 : 私を忘れないで
原産地 : ヨーロッパ
レース : 阪神 4/9 OP
勝ち馬 : エリモエクセル、マイネサマンサ
チョウカイキャロル
英語ではforget me notと呼ばれ、和名の忘れな草はこれを訳したもの。元はドイツの伝説から来ています。ドナウ川の畔で恋人ベルタのためにこの花を取ろうとしたが、誤って川に落ちてしまった騎士ルドルフ。花をベルタに投げ「私を忘れないで」と最後の言葉を残して、流れの中に消えてしまったそうです。
忘れたい、忘れない、忘れられない。うっかりではなく能動的に「忘れる」という状態を意識するとき、それは非常に感傷的です。過去にこだわるのも人間、未来を夢見るのも人間。「忘れる」という概念は思っていた以上に深いなぁ。

競馬の方では、昔はこのレースからオークスへの関連度が高かったのですが、近年は目立たなくなってきましたね。私の出資馬ドルチェリモーネも、忘れな草賞を勝ってること、忘れられそうだ。
No.30
学名 : Mimosa
科名 : マメ科
花期 : 3~4月
花言葉 : 秘めた恋
原産地 : オーストラリア
レース : 中山 4/1 500
勝ち馬 : レディパステル、
レースパイロット、バイラリーナ
競馬の方では、後にオークスを勝ったレディパステルを始め、まずまずの活躍馬が出ていますね。
No.29
学名 : Anemone
科名 : キンポウゲ科
花期 : 2~5月
花言葉 : 儚い希望・恋の苦しみ
原産地 : 地中海沿岸
レース : 中山 3/11 OP
勝ち馬 : ペニーホイッスル、ハギノスプレンダー
アネモネは風の花。ギリシア語で風を意味するアネモスから名付けられ、英語ではwind flowerとも言われます。ちょっと調べてみたんですが、「風の当たる所に咲くから」という説がある一方、「風が吹くと散ってしまう儚い花」という正反対の話もあってよく分からんなぁ。
ギリシア神話においては、美の女神アフロディアの愛した美少年アドニスが猪の牙によって殺されてしまうのですが、その流れた血から咲いた花がアネモネだという話とか、アフロディアの流した涙がアネモネの花になったとか、これまた複数の話があります。いずれにしても、それらにちなんだのかアネモネの花言葉は切ないですね。
競馬の方でもこのレースはあまり縁起良くないみたい。桜花賞TRなのに、勝ち馬から本番の連対馬を出していませんし、過去10年の勝ち馬で上に挙げた2頭以外は、その後未勝利引退です。
No.28
学名 : Tulipa
科名 : ユリ科
花期 : 3~5月
花言葉 : 博愛・名声
原産地 : トルコ
レース : 阪神 3/4 G3
勝ち馬 : スイープトウショウ、
テイエムオーシャン、エアグルーヴ
チューリップの名はターバンから。どういう事かというと、16世紀にオーストリア大使から花名を聞かれた
トルコ人が、花の形を聞かれたと勘違いし、 トルコ語でターバンを意味するTulipanと答えた事からそうなっ ちゃったらしい。
ヨーロッパに持ち帰られたチューリップは人気を博し、世界最初のバブル経済事件と言われるチューリップバブルを引き起こします。球根から数を増やすのは困難。種からだと数も取れますし、交配で新種も作れるのですが花を咲かせるのに5年はかかる。そのために需給関係が崩れ、そこに投機家も入って来て先物取引が行われ、球根1つが豪邸より高い価格で取引されるという事態にまで至りました。しかし当然、この後価格は崩壊してしまいます。
そんなバブリーなチューリップですが、このレースは桜花賞トライアルということもあって勝ち馬だけでなく、2・3着馬からも末永く大活躍した馬が多く出ています。
No.27
学名 : Cattleya
科名 : ラン科
花期 : 10~2月
花言葉 : 優雅な女性・魔力
原産地 : 中南米
レース : 東京 2/12 500
勝ち馬 : エアジハード、ホクトベガ、
シャドウスケイプ
その豪華さからランの女王といわれるカトレアは、1818年にイギリスで初めて栽培に成功したカトレイ氏の名前にちなんでいます。ブラジルから別の熱帯植物を取り寄せた際に、梱包材として詰められていた植物があり、それを育ててみたところ今までに見たことのない花が咲いたそうです。
カトレアは着生植物で、他の木の樹皮に付着して成長します。寄生植物というのは宿先から栄養分も奪い取りますが、着生植物というのは単にくっついているだけのよう。まあ今では品種改良・交配が進んで多種多様なカトレアが鉢植えで楽しまれています。
カトレア賞は500万のレースですが、古くから本当に豪華な勝ち馬が並んでいます。
No.26
学名 : Magnolia kobus
科名 : モクレン科
花期 : 3~4月
花言葉 : 信頼・友情
原産地 : 日本
レース : 京都 1/28 500
勝ち馬 : ノーリーズン、フサイチゼノン、
スズノマーチ
花の下に小さな葉を1枚つけるのが特徴の落葉高木こぶしは、つぼみが子供の拳の形に似ているという事で名付けられました。でも漢字では"拳"ではなく"辛夷"と書くようです。こぶしのつぼみを乾燥させたものも辛夷と書き、今度は"しんい"と読みます(ややこしいね)。漢方薬として鼻炎用に用いられるそうです。
それからこの花で有名なのは、やはり千晶夫の「北国の春」ということになります。
「こぶし咲くあの丘 北国の ああ北国の春」と歌われ、春を告げる花として昔から親しまれています。

こぶし賞は500万下のレースではありますが、勝ち馬はまずまず信頼できる成績を残してますね。
No.25
学名 : Adonis
科名 : キンポウゲ科
花期 : 2~4月
花言葉 : 永遠の幸せ
原産地 : 中国
レース : 京都 1/8 500
勝ち馬 : エリモダンディ、シルヴァコクピット
お正月頃に咲き出す縁起の良い花ということで、幸福・長寿の名が付けられた福寿草は別名で元日草とも呼ばれています。ただ正月といっても旧正月(2月)のことで、現在では促成栽培されて新暦に合わせて出荷されるようになりました。
この花は向日性で太陽を追って花が回ります。それから日が陰ると花びらが萎んで、また日が差すと開くそう。これらは花の中心の温度を下げないためで、交配のため虫を寄せ付けたいからだとか。まさにホットスポットですね。めでたい名で暖かい花の福寿草ですが、しかし毒草ですのでご注意。
No.24
学名 : Begonia
科名 : シュウカイドウ科
花期 : 3~11月
花言葉 : 片思い
原産地 : ブラジル
レース : 東京 11/26 500
勝ち馬 : ロイヤルマイル・イルデパン
17世紀のフランス人植物学者begonさんにちなんで名付けられたベゴニアは園芸種として広く栽培されています。JBS(Japan Begonia Society)なる団体もありますね。なんでも2000種余りの原種とその数倍の交配種が存在しているそうで。
葉っぱだけでも観葉植物として楽しまれるベゴニアですが、その葉っぱは左右非対称であるのが特徴。そのために「片思い」という花ことばが付けられたそうです。