Column No.004 最終更新日 2003.07.24
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メジロマックイーンの子なのに芦毛じゃなくて鹿毛なんだなぁとか思ったことありませんか? まず馬の毛色について、次の7種類4グループに分けます(白毛は除外)。左から右に行くに連れて毛色が濃くなっていきます。 芦 | 栗 栃栗 | 鹿 黒鹿 青鹿 | 青
ここでクイズです。 芦毛から見ていきます。芦毛を決定づけるのはGという遺伝子です(GrayのGかな)。この遺伝子の働きは年を取るに連れ、毛に色を付かさせなくするというものです。 ここでQ1の正解を。父母ともに (Gg) という遺伝子を持った芦毛の場合は、子供が (gg) になる可能性が存在します。(子供は、父親から一つ、母親から一つの遺伝子をランダムに受け継ぎます。)
このルールでは世の中芦毛だらけになってしまいそうですが、Gを持つ馬の絶対量が少ないので今のところ大丈夫です。マックイーンの話に戻ると子供に鹿毛が出ているので、彼は (Gg) という遺伝子を持っているようですね。 栗毛を次に見てみます。今度はBという遺伝子に注目します。これは毛を黒くさせる作用を持つ遺伝子です。(BlackのBかな) |
青毛が最後です。これは少しややこしいのですが、Aという遺伝子に起因します。このA遺伝子の働きはB遺伝子の効きを限定させるというものです。どういう事かというと、B遺伝子は毛を黒くさせるという作用でしたが、この黒色化を足先と長毛(尻尾・たてがみ)に限定させてしまいます。(鹿毛の馬の写真を見てもらえば分かると思います。) やっぱ、今までの話ややこしいですよね。表にしてみましょう。
黒鹿毛、青鹿毛、栃栗毛はどうなっているのかについて、ここまでの理論だけでさらなる分析はできません。優性因子は一個あるだけでその作用が現れるのですが、二個ある方がより強く出るという説もあります。よって (AABB) が黒鹿毛になりやすく、 (AaBB) が青鹿毛になりやすいのかもしれません。なお、 (aabb) は栃栗毛になるそうです。 もちろん、これら以外にも毛色を左右する遺伝子は存在しています。例えば長毛の色を薄くさせる遺伝子や、白毛を発生させる遺伝子などです。ただABGの3種の遺伝子で大部分を語ることが出来ます。 ここでちょっとサンデーサイレンスについて見てみましょうか。サンデーは芦毛ではありませんのでまず
(gg) です。また自身は栗毛ではありませんが、子供には栗毛が出ていますから (Bb) となります。同様に青毛の子も出ていますから (Aa) となります。 最後にQ3の正解ですが、答えは×です。両親が青毛の場合、子供は青毛か栗毛ということになります。上の表で考えてみて下さいね。 |